症例紹介

治療された患者さんの
症例をご紹介します。

歯肉移植をともなう歯周治療症例

30代 / 女性  2022年11月17日 公開

治療開始時
治療開始時
治療終了時
治療終了時
治療内容

患者さんは30代女性で、歯茎から血が出ることを主訴に来院されました。診断の結果、軽度の歯肉炎(歯周病)が認められたため歯周病治療をおこないました。その後の定期検診で左下の歯ぐきが退縮(下がっていること)をお伝えしたところ、患者さんも知覚過敏の自覚症状がおありとのことでした。そこで患者さんに、下がった歯ぐきに歯ぐきの素となる結合組織を移植する治療(結合組織移植術)をご提案し、ご了解を得て治療を行いました。

治療ステップ

ステップ1 診査診断

術前診査では歯ぐきの退縮量、レントゲンで歯槽骨の吸収量を診査診断します。今回は、隣あう歯ぐきの形も保存されていたのため、良好な予後が見込めると判断しました。

ステップ2結合組織移植

上顎の奥から移植するための結合組織を切り出します。取り出した結合組織を下がった歯ぐきのところへ移植して縫合します。このとき結合組織が動かないように、歯と歯茎で挟み込むようなかたちで縫合してゆきます。

ステップ3 抜糸

縫合後は歯ぐきが歯にしっかりつくまで待って抜糸します。術後半年が過ぎましたが患者さんは知覚過敏の症状も無くなり、見た目も良くなったことで大変喜んで頂けました。

一般的に歯ぐきが退縮する(下がる)と冷たいものがしみたり、その部位が虫歯になりやすくなります。他の治療法としては、露出した根面に沁み止めの薬を塗ったり、プラスチックで覆う治療がありますが本来、歯ぐきに覆われている場所ですから、久我山・杉並歯科では結合組織移植術をお薦めしています。

治療費

合計 30000円(税抜) ※トライアルケース

※価格は税別です。
※保険外診療による治療費用を明記しています。
※費用は、歯・口腔内の状態によって異なります。
※根管治療が必要な場合は別途費用が必要となることがあります。
※費用は治療当時のもので現在と異なりますことをご了解ください。

リスク・副作用

術後は傷口がしみたり、糸がほどけて傷口が開く可能性があります。歯磨きが少ししずらくなる場合があります。歯茎の退縮量によって回復できる歯茎の量は変わります。

治療担当

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